プレイヤー同士の絡み
一つの世界に複数のプレイヤーが共存するゲームを作ろうとしたとき、プレイヤー同士の絡みは以下のようなパターンがあります。
A.過程を観賞し合ったり、結果を競い合う程度の関係
- 概要
- プレイヤー同士の絡みは無く、各プレイヤーがコンピュータとやりとりし合うだけのゲームです。
- 他のプレイヤーが対戦している過程を観賞したり、各プレイヤーとの得点を競い合うだけの関係です。
- 短所
- 他のプレイヤーとの絡みが無いため、オンラインゲームである意味が無くなります。
B.対戦・協力できる関係
- 概要
- プレイヤー同士が対戦したり、他のプレイヤーと協力してコンピュータと対戦することができるゲームです。
- 短所
- ゲームとして成り立たせるための、いろいろなルール作りが必要になります。
対戦・協力する際の検討事項
Aの場合、各プレイヤーは個別にプレイするので、ゲームを作る上で細かいルールを設ける必要がありません。
なので、Aの場合はコンピュータが処理できる範囲内であれば、ある程度アクション性のあるゲームも作ることができます。
問題はBの場合です。
Bの場合、以下の可能性を考慮してゲームのルールを考えなければいけません。
- 各プレイヤーはゲームをプレイする時間帯が異なるため、いつでも対戦・協力できるとは限らない。
- 各プレイヤーはネット環境が異なるため、同じように操作しても、同じ速さで動けるとは限らない。
例えば何も考えずに自由に動き回れるゲームを作った場合、「光通信のプレイヤーは3秒間に10歩進めるのに、ダイヤルアップ通信のプレイヤーは3秒間に1歩しか進めない」といった事態になってしまいます。
このような問題を考慮して「公平なプレイ」ができるシステムのルールを考える必要があります。